通貨バスケット、或いは通貨バスケット制。
これはFXを行うにあたって知っておきたい用語のひとつです。

通貨バスケットとは主要通貨を複数組み合わせて構成されたものを指しており、通貨バスケット制とは自国通貨とその通貨バスケットを連動させる制度のことを言います。
バスケット内の通貨の比重は、自国との関係に応じて決めます。
例えば、米ドルとユーロで構成されたバスケットの場合、日本円と米ドルの関係が深ければ米ドルを重くし、ユーロとの関係がそれほどでもなければこちらは軽く、といったように。
大抵FX取引と言うと単一通貨にのみ連動させて行われますが、通貨バスケットの場合複数の通貨と連動させているため、比重によって相場変動を相殺する働きが生じ、結果相場が安定することが考えられます。

こういった通貨バスケットは、全ての通貨で用意されているわけではありませんのでご注意ください。
一例ですが、ロシアやシンガポールでは導入されています。
日本の場合、アジア通貨危機を背景として、各発展途上国の通貨を米ドル、ユーロ、そして日本円のバスケットと連動させようと提案が出されています。

通貨バスケット制は固定為替相場制の一種です。
固定為替相場制には通貨バスケット制を含めて2パターンあるのをご存知でしょうか。
ひとつは、為替相場の固定を複数通貨で構成されているバスケットに対してされるもので、もうひとつは為替相場の固定をひとつの特定通貨に対してされるものです。
上記でも述べた通り、これらのうちの前者が通貨バスケット制にあたります。
ちなみに後者は「バスケット・ペッグ生」といいます。

為替については、みなさんなんとなくでもどんなものか知っていると思います。
経済規模の大きな国では、変動相場制をとっていて、為替レートを外為市場における外貨の重要と供給の関係に任せ貨幣の価値が日々かわっているものです。
日本でもこの変動相場制を用いており、ニュースなどで今日の相場情報などを見ることも多いと思います。

この変動相場制はフロート制とも呼ばれており、こちらの名前の方が聞き慣れているのではないでしょうか。

国によって採用されている為替相場の制度はこの変動相場制のほかにもいくつかあり、管理フロート制、ペッグ制といった制度もあります。
管理フロート制とは、通貨当局に管理がおかれ一定の範囲内に変動が制限される管理変動為替の一つです。

このように変動為替相場にも色々種類があるのですが、ほかに固定相場制と呼ばれる制度もあります。
この固定相場制とは、各国政府間で為替レートを固定する為の制度で、変動を固定するかもしくはごく小幅に限定するための制度になります。
この制度のことをペッグ制ともよび、ペッグとはpegつまり釘止めのことで安定させるといった理由でこう呼ばれています。IMFがあらかじめ設定した平価から1パーセントくらいでしか上下しないようになっています。

このような制度は経済になんらかの原因で変化があったときというのは、国外への資本が大きく流れることが懸念されます。そのような急激な値動きに対処するために、変動しないように介入している制度になるのです。
固定相場制には通貨バスケットという制度もあります。

ここでは為替制度のことや、通貨バスケットのことについて説明していきたいと思います。